みなさんこんにちは。スタッフです。

「発酵」「醸造」には菌類などの微生物の「はたらき」があることはご存知ですね。

微生物というと、悪もののように扱われがちですが、人間にとって必要な微生物もあります。人間は元来、自然の微生物と密接な関わりを持っています。空気や土など自然界だけではなく、人間の体内や皮膚にも存在していて、私たちの生活になくてはならないものなのです。

特に、日本では、さまざまな種類の微生物の「はたらき」を生活に取り入れることによって、和食の豊かな食生活を育んできました。その「はたらき」を活かし、食べ物の栄養価を高めたり、独特の風味やうまみを持った『発酵食品』が各地で作られています。また、お酒などの『醸造品』の種類も豊富です。

そして、ぬか床を長く漬けている人やお酒をつくる杜氏の手は美しいといわれるように、発酵微生物と共存する生活は『免疫細胞活性』にとっても大きな力となってくれるのです。

さて、皮膚炎症(肌荒れ)や腸内炎症(腸荒れ)は人類の歴史の中で、最近の50年間の短期間に爆発的に先進国で増えています。人類はこれまで何万年も微生物と共存した生活をしてましたが、20世紀後半から衛生状態が格段とよくなったことで、菌などの微生物に接する機会が減ったことも関係しているかもしれません。

先進国で行われている生活様式、抗生物質等薬品の過剰使用、過衛生、食事の欧米化(高脂肪低繊維食)、発酵食品の衰退化、ストレス、運動不足、家畜や土壌から隔絶などによって『免疫細胞活性』が低下したことが、肌荒れ、腸荒れ、肥満、自己免疫疾患、がん、精神神経疾患、アレルギーなどを増加させていると考えられます。

これは、次世代シークエンサー(遺伝子の塩基配列を高速に読み出せる装置)を用いた解析で分かってきました。

トラブルを起こしにくいキレイな腸や皮膚を作るためには、体の中から異物や病原菌に対抗する力を高めることが大切です。

そのために重要なのが生活習慣。お酢や味噌、醤油、納豆、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品を積極的に摂るなど、普段から、体にとって有益な菌と触れ合い、腸内環境を活発にするお食事を心がけたいものです。

また、アウトドアを楽しみ、自然と触れ合うことで、適度に自然の微生物と触れる生活を送ることも大切です。

太古の昔から食されてきた発酵醸造品。

この『免疫細胞活性』作用を知り、上手に取り入れる『生活習慣』を心掛けてみてはいかがでしょうか。